自動車の用語集
「た」から始まる車の用語
- タービン
タービンとは、排気ガスを翼車に吹きつけ、風圧で軸を回転させてエネルギーを得る装置。
- ターボ
ターボとは、ターボチャージャーの略称で、タービンと呼ばれる羽根をエンジンからの排気ガスで回し、コンプレッサーで空気を圧縮しエンジンの出力をアップさせる過給機のこと。
- ターボタイマー
ターボタイマーとは、ターボチャージャー保護のためキーを回してイグニッションを切っても一定時間アフターアイドリングさせてタービンの回転を落としてからエンジンを止めるパーツのこと。
- ターボチャージャー
ターボとはタービンの意味。エンジンから排出される排気ガスは、通常排気管を通して放出されているが、ターボはこの排気ガスの圧力を利用してタービンを回し、エンジンに吸入する空気の圧力を上げるシステム。
- ターボラグ
ターボチャージャーの場合、エンジンが低回転の時は排気ガス量も少ないためにタービンも低回転である。アイドリング状態やエンジン回転数の低い走行状態から急加速しようとしても、タービンの回転がある程度まで上昇するまではターボの効果が出てこない。この反応の遅れをターボラグという。
- 大気圧センサー
いわゆる大気圧力を測定するセンサーで、絶対圧センサーとも呼ぶ。エンジン、特にNAエンジンの場合は同じスロットル開度でも、大気圧が高い場合と低い場合で吸気量に差が出るが、この時燃料の噴射量を大気圧の違いでコントロールするために大気圧センサーを装着することがある。
- ダイナモ
ダイナモとは、主に直流発電機のことでエンジンの力で発電し、車に必要な電力をバッテリーに充電する装置。
- タイミングベルト
タイミングベルトとは、エンジン内部のクランクシャフトの回転をカムシャフトに伝えるベルトのこと。走行中にベルトが切れてしまうと、エンジンが停止してしまう重要な部品なので、走行距離7~10万kmが交換時期の目安。
- タイヤ
ホイールに装着して車体に取付け、唯一路面と接するゴム製部品。
- タイロッド
タイロッドとは、ステアリングギアボックスと車輪のナックルアームまでをつなぐ棒のこと。ハンドルを切って前輪タイヤを左右に動かす動作ができるのはこのタイロッドのため。
- タコ足
タコ足とは、エンジンから出ている排気集合管エキゾーストマニーホールドの通り名で、その見た目から「タコ足」と呼ばれる。
- タコメーター
タコメーターとは、エンジン1分間あたりの回転数を表示するメーターのことを言う。
- ダブルクラッチ
ダブルクラッチとは、MT車のシフトチェンジの時に、ニュートラルで一度アクセルを踏み空ぶかしすることで回転数を合わせてスムーズにギアを変えるテクニック。
「ち」から始まる車の用語
- 直噴エンジン
直噴エンジンとは、筒内直接燃料噴射式エンジンのことで、シリンダー内の圧縮した空気にガソリンを直接噴射して点火するエンジンのこと。 CO2の排出量削減や燃費の向上を図る。
「つ」から始まる車の用語
- ツインカム
ツインカムとは、カムシャフトが2本あるエンジンのことを言う。
- ツライチ
ツライチとは、フェンダーとタイヤの面が均一になった状態のことを言う。見た目にもかっこよく、コーナーでのグリップ力も向上するがタイヤがフェンダー内側に干渉するなどの問題もある。
「て」から始まる車の用語
- ディーゼル車
ディーゼル車とは、軽油を燃料としたディーゼルエンジンを原動力とする車のこと。トラックやバス、クロスカントリー4WDなどの大型車に多い。燃料自体も安く燃費が良いので経済性に優れる。
- ディスクブレーキ
ディスクブレーキとは、車輪と共に回転する円盤状のものを、ブレーキパッドで挟み込み減速させるブレーキのこと。ブレーキ自体が露出しているため放熱性や耐水性に優れ、高い速度からのブレーキングに適している。
- ディスチャージヘッドライト
ディスチャージとは、キセノンライトの別称。「キセノンヘッドライト」参照。
「と」から始まる車の用語
- トラクションコントロール
トラクションコントロールとは、急発進などパワーのかけ過ぎで起こるホイールスピンをコンピュータが検知し、トルクを制御することで駆動力を効率的に路面に伝えてスピンを防ぐシステムのこと。
- ドラムブレーキ
ドラムブレーキとは、タイヤと一緒に回転するブレーキドラムに、内側からブレーキシューを押しあてて減速させる仕組みのブレーキ。放熱性・耐水性が悪く、高速走行する車には向かない。
- ドリフト
ドリフトとは、コーナーで故意にタイヤをスライドさせながら走行することをいう。
- トルク
エンジンの回転によってシャフトを回す力の事。 Kgmという単位で表され、爆発力が強いほどトルクも大きな値になる。